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四十肩の症状と治療法

四十肩とは?

四十肩は「肩関節周囲炎」とよばれ、肩の痛みや関節の可動域制限を特徴とする疾患です。
この症状は、主に40歳以上の中高年に見られることから「四十肩」という名前がつけられました。

肩の痛みは夜間や安静時に悪化し、日常生活に支障をきたします。
また、関節の炎症から腕を上げたり後ろに引いたりする動作が困難になることもあります。

四十肩の主な原因

四十肩の主な原因は、肩関節周囲の組織の炎症や損傷です。
日常生活でも原因になることが多数あります。

四十肩の初期症状

  1. 日常生活で軽度の肩の痛みを感じる
  2. 高いところのものが取りづらくなる
  3. 就寝中に方が重いと感じる
  4. 起床時に肩のこわばりを感じる
  5. 肩の痛みが腕や首まで広がってくる(重度な肩こりのような症状)

四十肩の治療法

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用

痛みや炎症を軽減するために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が処方されることがあります。
ただし、長期使用は胃腸障害や腎機能障害などの副作用を引き起こす可能性があるため、医師の指示に従って使用していきます。

理学療法の活用

理学療法士による治療プランで、痛みの軽減や可動域の改善を促すためのエクササイズ、ストレッチングを行っていきます。
また、電気刺激や超音波療法などの物理療法も使用されることがあります。

肩のサポーターの使用

サポーターは肩の安定性を高め、痛みや炎症を軽減する効果があります。
また、関節の安静化を促します。

注射療法の検討

重度の五十肩の場合、ステロイド注射や関節内注射で治療する場合があります。ただし、注射療法は一時的な緩和となりますので、再発を防ぐために他の治療法との組み合わせが必要です。

四十肩の気になる疑問

四十肩と五十肩の違いって?

四十肩と五十肩の主な違いは、症状の発症時期で症状や病態などに大きな違いはありません。
40代に発症するものが四十肩とよばれ、50代に発症するものを五十肩とよびます。

四十肩はどのくらいで治る?

軽度の四十肩の場合、安静と炎症を抑えるための非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用で一般的には数週間から数ヶ月の間での治癒が多いです。
一方で、重度の四十肩や症状が長期間続く場合は、物理療法やストレッチング、筋力トレーニング、温熱療法、電気刺激療法などの治療法を行うため数ヶ月〜1年以上かかる場合もあります。

四十肩?と思ったらやってはいけない行動

四十肩の症状がある場合は以下の行動は避けましょう。

  • 肩の長時間使用
  • 長時間の同じ姿勢
  • 過度なストレッチ
  • 自己判断での運動やマッサージ

医師や理学療法士の指導のもとで適切な治療やリハビリテーションを行いましょう。

まとめ

40代に入り肩の炎症があることで四十肩かも…?と思う時がくるかもしれません。
まずはクリニックを受診し適切な診断と処置を行いましょう。

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