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巻き肩とは?|セルフストレッチをご紹介

巻き肩とは?

巻き肩は、肩甲骨が前方に突き出し肩が内側に巻き込まれる姿勢になっている状態のことです。
肩甲骨の筋肉や関節のバランスの崩れによって引き起こされることが多く、症状として肩や首の痛み、肩こり、頭痛などが現れます。

<巻き肩と猫背の違い>
よく猫背という言葉を聞きますが、巻き肩とは何が違うのでしょうか。
巻き肩と猫背の違い
巻き肩:肩甲骨が前方に突き出すことで胸郭が圧迫され、背中が丸まった状態
猫背:頭部や肩が前方に突き出し、背中が丸まった状態

巻き肩の原因

巻き肩の原因の一つは、姿勢の悪さです。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、前かがみの姿勢を続けることで胸部の筋肉が縮み肩甲骨が前方に引っ張られます。
また、上半身の筋肉のバランスによっても引き起こされることがあります。胸部の筋肉が過剰に発達している一方で背中の筋肉が弱い場合、肩甲骨が前方に引っ張られます。
肩の周りの筋肉の柔軟性が低下している場合も、巻き肩の原因となりますので、適切な姿勢の維持や筋力トレーニングが重要です。

巻き肩のセルフ診断

巻き肩は肩甲骨が前方に引っ張られるため肩周りの筋肉が緊張しやすく、身体の不調を引き起こすことがあります。まずは自分の身体に異常がないかチェックしてみましょう。

  • 肩こりと首の痛みがある
  • 腰痛がひどくなった
  • 姿勢の悪いと言われる
  • 呼吸が浅く、息苦しいと感じる
  • 胸あたりに痺れを感じる

上記の症状が重度である場合は、専門医の診断と適切な治療を受けましょう。

巻き肩に効果的な肩甲骨ストレッチ

肩甲骨を引き寄せるストレッチ

  1. 背筋を伸ばし、胸を張った姿勢で立ちます。
  2. 両手を背中に回し、手のひらを合わせます。
  3. 肩甲骨を引き寄せるように、両手を上に持ち上げます。
  4. この状態で数秒間キープし、ゆっくりと元の姿勢に戻します。
  5. これを数回繰り返します。

胸を開くストレッチ

  1. 背筋を伸ばし、胸を張った姿勢で立ちます。
  2. 両手を後ろに回し、手のひらを合わせます。
  3. 肩甲骨を引き寄せるように、両手を上に持ち上げます。
  4. 同時に、胸を前に開きます。
  5. この状態で数秒間キープし、ゆっくりと元の姿勢に戻します。
  6. これを数回繰り返します。

肩甲骨を下げるストレッチ

  1. 背筋を伸ばし、胸を張った姿勢で立ちます。
  2. 両手を腰に置き、肩甲骨を下げるように意識します。
  3. 同時に、胸を前に開きます。
  4. この状態で数秒間キープし、ゆっくりと元の姿勢に戻します。
  5. これを数回繰り返します。

まとめ

自分では気が付かないうちに巻き肩になっている可能性があります。
セルフ診断で少しでも症状を感じたらまずは医師や専門家に相談してみましょう。
また、肩甲骨ストレッチは巻き肩の予防にも効果的です。ぜひ試してみてください。

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