医院からのお知らせ

管理栄養士のコラム「一人一人の命輝く毎日の食事」

◯栄養相談会へのご招待

 月1回栄養相談会を開催しています。管理栄養士として「疾病(病気)とその予防としての食」に向き合う場面が多く求められますが、こちらの栄養相談会は元を辿っていくと「病気にならない食事の管理 ’’一人一人のいのち輝く毎日の食事’’」ということがスタートになっています。食は健康と密接な関係にあり、毎日食べるものであなたの体はつくられています。それは裏を返せば ”食事での健康コントロールは自分自身で容易にできる” ということです。

例えば、健康維持のための食事の方法や考え方として、栄養指導をする場合には下記を目安にすることが多いです。

・食事からの摂取エネルギーと1日の活動で使われる消費エネルギーのバランスがとれているだろうか?

・3大栄養素(炭水化物、脂質、タンパク質) のバランスがとれているだろうか?

・ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素のバランスはとれているだろうか?

・何を食べるかと同じくらい、どのように食べるかを考えているだろうか?

・今の食事は、生活リズムそのものを整える食事であるだろうか?

さて、食事について上記のように伝えられると途端にむずかしく感じられる方も多いのではないでしょうか。実際に日常の中では、毎回3食(ないしは2食) の食事を上記の目線でみていくことの方が少なく、また、完璧を求める必要もないように思います。

しかし同時に、こういった専門的な知識をお伝えし一緒に考えることで ’’一人一人の命輝く毎日の食事’’ を創り出すことができると考えます。

そもそも自分がどのような状態を健康と捉えるのか、によっても違います。「毎回の食事を美味しいといただくことができる状態」なのか「骨粗鬆症を改善した状態」なのか、「メタボの基準となる数値を改善している状態なのか」など、ご自身のスタートとゴールを設定することが大切です。

そして他でもない自分自身の健康を創り出すことにご自身で興味を持つこと。その助けになるために栄養相談会を活用してもらいたいと思っています。

関連記事