その他コラム

ストレッチの効果とその目的

普段から「ストレッチは身体に良い」とよく聞きますよね。
しかしなぜストレッチが身体に良いのかを、具体的に説明出来る方は少ないのではないでしょうか?
今回のコラムでは、そんなストレッチがもたらす嬉しい効果について説明していきます。

ストレッチの種類ごとの効果

ストレッチは筋肉や関節の柔軟性を向上させるために行われる身体にとって重要な運動です。
ストレッチには様々な種類があり、それぞれ異なる効果が発揮されます。
ではどんなストレッチがあるのか、またどんな効果があるのかについてご紹介していきます。

静的ストレッチ

静的ストレッチは、ゆっくりと筋肉を伸ばしながら行うストレッチのことです。大きな反動をつけずに行うストレッチであり、柔軟性の向上や緊張の緩和、血流を促進するといった効果があります。
また、疲労やケガのリスクを減らし、リラックス効果もあるストレッチです。

動的ストレッチ

動的ストレッチは、身体を動かしながら行うストレッチのことです。反動を利用して筋肉を刺激しながら行うストレッチであり、関節の可動域を広げる効果があります。
また、心拍数や体温、代謝の向上にも繋がるストレッチであり、運動のパフォーマンスを向上させる効果もあるストレッチです。

バランスストレッチ

バランスストレッチは、筋肉のバランスを整えることを目的としたストレッチです。体幹を鍛えることができるストレッチでもあり、姿勢の改善やけがのリスクの軽減につながります。
また、バランスストレッチは姿勢の改善から胸部が開きやすくなり、深い呼吸を日常的に手に入れることが出来ます。結果、基礎代謝の向上にも繋がるストレッチです。

ストレッチの効果を高めるポイント

この章では、ストレッチの効果を高める4つのポイントについてご紹介していきます。
是非チェックしてみてくださいね。

1. 正しい姿勢を保つ

ストレッチを行う際には、正しい姿勢を保つことが重要です。
背筋を伸ばし、肩を下げ、腰を落とすなど適切な姿勢を保つことで、ストレッチの効果を最大限に引き出すことができます。

2. 筋肉をゆっくりと伸ばす

ストレッチを行う際には、筋肉をゆっくりと伸ばすことも重要です。
急激な動きや無理な力を加えると筋肉や関節に負担がかかり、ケガの原因となる可能性があります。
ゆっくりと伸ばし、痛みを感じる範囲で止めながら行うことがポイントです。

3. 呼吸を意識する

深い呼吸をすることで筋肉や関節に酸素を供給し、リラックスさせることができます。
また、呼吸に合わせてゆっくりと伸ばすことで、ストレッチの効果を高めることができますよ。

4. 継続的に行う

ストレッチの効果を高めるためには、継続的に行うことが重要です。
一度だけ行っても効果は限定的ですが、定期的に行うことで筋肉の柔軟性を向上させることができます。毎日少しずつでも行い、効果を実感していきましょう。

ストレッチのタイミング

続いては、ストレッチを行うタイミングについて解説していきます。
自身の目的や状況に合わせて、適切な時間帯にストレッチを行いましょう。

運動前後

一朝のストレッチは、運動前や運動後に行うことが推奨されています。
運動前のストレッチは、筋肉や関節の柔軟性を高め、怪我のリスクを低減する効果があります。
また、運動後のストレッチは、筋肉の疲労回復や筋肉の緊張を緩和する効果があります。
ただし運動前のストレッチは、静的ストレッチよりも動的ストレッチを行うことが推奨されています。これは静的ストレッチが筋力やパフォーマンスを低下させる可能性があるためなので注意しましょう。

朝のストレッチ

朝のストレッチは、身体を目覚めさせ一日の始まりを活気づけるために効果的です。
起床後の身体は筋肉が緊張で固まってしまっています。静的ストレッチで身体をほぐし、血液の循環を促進しましょう。
ちなみに朝にストレッチを行う際は、起床後すぐに行うことが効果的ですよ。

昼のストレッチ

昼のストレッチは、長時間のデスクワークや座りっぱなしの仕事をしている人に特におすすめです。
身体の疲労を軽減し筋肉の緊張をほぐしてあげることで、ストレスを軽減やリラックス効果が期待できますよ。

夜のストレッチ

夜のストレッチは、一日の疲れを癒しリラックスするために効果的です。
また、夜は日中の活動で身体が疲れているため、ストレッチで筋肉の緊張をほぐしてあげると、心身のリラックス効果と睡眠の質を向上させることができます。
夜のストレッチは寝る直前に行うと逆に眠りを妨げることがあるため、就寝の1〜2時間前に行うようにしましょう。

ストレッチとダイエットの関係

ストレッチは筋肉の柔軟性を高め、運動効果を最大化するためダイエット効果を促進させます。その為適切なストレッチは、健康的な体重管理や体脂肪の減少にも期待できる運動となります。
しかし、ストレッチだけでは中々ダイエット効果は生まれない為、適度な運動や食生活の見直しをしながら取り組んでいきましょう。

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