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肩こりの原因と解消方法

日常的に肩こりに悩まされているという方は少なくないのではないのでしょうか。
ひとことに肩こりといっても症状や原因はさまざまです。
そんな肩こりを簡単に解消するための方法を見ていきましょう。

肩こりの症状

肩こりは、肩や首の筋肉の緊張や炎症によって引き起こされます。
肩こりの一般的な症状は以下です。

  • 首や肩の痛み
  • 首の可動域の制限
  • 頭痛
  • 肩のこわばり
  • しびれ
  • 疲労感

肩こりの原因

姿勢

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、姿勢を維持するための筋肉が緊張し続けることで、肩の周りの筋肉に負担がかかります。特に、前かがみの姿勢や肩を上げたままの姿勢は肩こりを引き起こす可能性が高いです。

筋肉の緊張

ストレスや疲労、過度の運動などが原因で、筋肉が過剰に緊張し血流が悪くなることで肩こりが発生します。
特に首や肩の周りの筋肉の緊張が肩こりに繋がります。

関節の可動域制限

関節の可動域が制限されると肩の動きが鈍くなり筋肉に負担がかかります。
これは怪我や炎症、関節の変形などが原因となることがあります。

血行不良

血液循環が悪くなることで、筋肉に十分な酸素や栄養が供給されず、筋肉の緊張や痛みが引き起こされます。
また、冷えやすい環境に長時間いることでも血行不良を引き起こします。

心理的要因

ストレスや不安、うつ病などの精神的な負担が筋肉の緊張や血行不良を引き起こし、肩こりを発生させることがあります。

肩こりを放置し続けると…

肩こりは一見軽度な症状のように思えますが、放置すると身体に重大な影響を及ぼす可能性があります。

【肩こりが与える身体への影響】
・痛み
・不快感
・頭痛
・めまい
・ストレス
・不眠など

肩こりが続く場合は、早めに適切な対策を取ることが重要です。
定期的なストレッチや運動、姿勢の改善など、肩こりの予防や改善に努めることが必要です。
また、症状が慢性化している場合は、医師や専門家に相談しましょう。

肩こりの重症度チェック

A B
痛みの程度 痛みが激しい
(動作や姿勢に制限が生じる)
ぼんやりと痛む
(日常生活には支障をきたさない)
症状の頻度 毎日のように痛む 一時的または1日〜3日に一度
頭痛・吐き気 同時に起こる 別々に起こる
手足の痺れ ある ない
睡眠 途中で目が覚める 就寝中は目が覚めない

Aの症状が多い場合は肩こりの重症度が高く、適切な解消法が必要です。

肩こりの解消方法

肩こりを解消するには、ストレッチや正しい姿勢の保持、ストレス軽減、身体を温めるなどの方法が効果的です。これらを組み合わせて肩こりを改善していきましょう。

① 肩や首のストレッチ

簡単に肩や首の筋肉をほぐすストレッチをしていきましょう。

  1. 背筋を伸ばし、座った状態で両手を背中に回します。
  2. 両手を背中で組み、胸を張りながら肩甲骨を引き寄せます。
  3. 10秒間キープし、ゆっくりと元の姿勢に戻します。
  4. 3回程度繰り返します。

② 正しい姿勢をキープ

悪い姿勢は肩こりの原因となります。デスクワークやパソコン作業をする際には、正しい姿勢を保ちましょう。

★背筋を伸ばし、肩を下げ、首をまっすぐに保つ

正しい姿勢

③リラックスする時間を増やす

リラックスする時間を増やしストレスを軽減しましょう。例えば、ヨガやマッサージなどのリラクゼーション法を取り入れることで、心身の緊張を解きほぐすことができます。また、適度な運動や趣味に時間を割くこともストレス軽減に効果的です。

④ 身体を温める

温湿布や温めるクリームなどで肩や首を温めることで、筋肉の緊張をほぐし血流を促進することができます。
また、温かいシャワーやお風呂に入ることも効果的です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。皆さんにも当てはまる肩こりの原因があったのではないでしょうか。
セルフの解消法でも効果が出にくい方はクリニックの受診をおすすめいたします。

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