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管理栄養士のコラム「 ’’一人一人のいのち輝く毎日の食事’’」14

◯月の満ち欠けに合わせた食事法と毎日ごはん(その2)

「月の満ち欠けに合わせた食事法」について、その1でお伝えしました。今回は、月の満ち欠けに合わせて具体的に献立に落とし込んでみましょう。

*月の満ち欠けと推奨される食事の簡単な図

月の満ち欠けに合わせた献立のヒント

・新月
デトックス効果のある食材を取り入れる:海藻類、きのこ類、緑黄色野菜など消化に良いものを食べる:麦飯、うどん、豆腐など
控えたいもの⇨カフェインやアルコール

・上弦の月
エネルギーチャージできる食材を取り入れる:肉類、魚介類、卵、ナッツ類など
集中力を高める食材を取り入れる:青魚、ブルーベリー、チョコレートなど
控えたいもの⇨甘いもの

・満月
水分をたくさん摂取する:水、お茶、スープなど
体内リズムを整える食材を取り入れる:発酵食品、ヨーグルト、納豆など
控えたいもの⇨塩分や刺激物

・下弦の月
胃腸を休める食材を取り入れる:白米、うどん、スープなど
温かい飲み物を飲む:ほうじ茶、生姜湯など
控えたいもの⇨消化に負担のかかるもの

ポイントとして、私たちが生きる地球には、月のリズムの他に、バイオリズム、そして春夏秋冬の24節気のリズムなども関係してきます。個々で調整をしながら旬の食べものを取り入れつつ献立を考えましょう。

【9月の献立例】

・新月
動物性のものを極力控えて、「きのこ汁」「揚げ出し豆腐に緑黄色野菜の餡をたっぷりかけたおかず」「豆乳グラノーラ」「野菜にプルーンや柑橘系など旬のフルーツを入れてスムージー」など
・上弦の月
「秋刀魚の塩焼き」や「秋シャケのムニエル」など脂の乗った魚を中心に選んだり、「鶏肉とナッツの炒め物」「卵焼き」など
・満月
「なしや柿など旬のフルーツをたっぷり使ったサラダ」、「キムチを使ったスンドゥブ」「納豆を使ったのっぺい汁」など
・下弦の月
体を温める「酒粕生姜味噌汁」、「生姜を入れた野菜スープ」など、スープ断食を取り入れるならここから新月の時期でしょうか

ぜひ、一度試してみてください。毎日の献立にちょっとした変化を加えるだけで、体にも心にも大きな違いを感じるかもしれません。
月の満ち欠けによるライフスタイル(生活習慣)の取り組みを、ヘルスケアの1つに!

参考サイト:

https://journal.amasiastore.jp/column/mooncycle/
https://www.kenkodojo.com/column/knowledge/detail167/
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2024/rekiyou243.html

アイキャッチ画像:UnsplashMark Tegethoffが撮影した写真
執筆者:管理栄養士井上わかこ

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