私たちが無意識に行っている【呼吸】についてのコラムです。
呼吸は「酸素を取り入れて、二酸化炭素を出す」目的のほか、
・自律神経系の調整
・セロトニンなどの脳内神経伝達物質の活性化
・ドローイング効果による体幹機能向上 などもあります。
メンタルヘルスケア、良質睡眠への働き、姿勢改善、肩凝りや腰痛改善などへもアプローチする手軽かつ有効なヘルスケア法です。
田園調布長田整形外科では呼吸法を来院者みなさまにアドバイスしています。
「どうして今さら呼吸?」
“息“ をすること、それは“生きる(息する)“こと
自分自身の【呼吸= 息の仕方 】には自分の【生き(息)方“】があらわれています。
リハビリテーションのなかで呼吸法を指導する際には「呼吸を通して自分の身体と繋がりましょう」とお伝えします。
身体感覚、自分の身体の声・リクエストを「内受容感覚」をいい、意識的な呼吸で
この内受容感覚を高めることを意図しています。
呼吸を意識することで、自分は今「無理しているのか、そうではないか」あらためて観察します。
忙しい時や気持ちに余裕がない時には、身体に目を向けることが難しくなります。
多くの情報の中から正解を探していると、自分の今の状態に何が不要で何が必要かわかりにくくなっています。
呼吸を観察し、呼吸法を意識することで身体の微細な変化をより感じやすくなります。
ぜひ呼吸法を意識しましょう。
理学療法士 高梨遼